掛軸を高く売りたい!高く売る方法と買取の注意点

公開日:2023/08/15  


掛軸は、昔から日本で親しまれてきたものです。「実家に帰ると掛軸が飾ってあったりする」というご家庭もあるのではないでしょうか。ですが、掛軸が昔から存在しているのは知っていても、その価値や種類、歴史などを知る機会はなかなかありませんよね。そんな方のために、今回は掛軸の歴史や、掛軸を高く売るための方法などを紹介していきます。

掛軸はいつから存在している?掛軸の歴史とは

冒頭でも話したとおり、実際に掛軸をイメージできる方は多いと思いますが、その歴史や起源を詳しく説明できる方は少ないと思います。なので、まず掛軸の歴史などを下記で紹介していきます。

中国から普及した掛軸

そもそも掛け軸の起源というのは、10世紀後半の中国の北宋時代に、仏教の普及、浸透が目的で使われ始めたのが最初と伝えられています。北宋時代は、日本でいうと平安時代中期にあたります。その時代に仏教とともに掛け軸が中国から伝来しました。最初は、中国と同様、芸術作品の鑑賞用ではなく仏教の浸透、礼拝が目的として使用されていました。

掛軸の発展

そして、鎌倉時代に入ると、禅宗の影響で中国から水墨画が日本に伝わってきます。それが影響で掛け軸は仏教の拝む対象から、水墨画を芸術作品の鑑賞用にするように変わっていきました。

さらに室町時代になると、茶道がはやりを見せたことにより、茶室に飾る絵画として掛け軸が注目され始め、日本独自の文化として掛け軸が大きく発展していきました。そして、茶道の影響で、季節の変わり目などには、それに適した掛け軸を掛け換えるという風習が生まれ、我々、日本人の生活に定着していきました。

掛軸は大きく分けて3種類

掛軸は大きく分けて3種類に分類されています。下記でその3種類について詳しく説明していきます。

「書」

まずは「書」という種類です。「書」というのは、簡単に言ってしまえば文字になります。その名のとおり、字を書き表したものとなっているため、単語だけである場合や、漢詩、和歌、俳句など、さまざまな作品が存在します。例を出すと、お経の「南無阿弥陀仏」だったり、「消息」と呼ばれるお手紙だったり、その種類は多種にわたります。書というものは作者も書家だけに限定されておらず、有名な武将や貴族、近現代では政財界人や詩人など多彩な顔ぶれが作品を残しています。

「絵」

次は「絵」という種類になります。「絵」というのは読んで字の如く、絵だけで書いてある作品となっています。「絵」は水墨画や日本絵画、肉筆浮世絵、明治以降の日本画などが当てはまります。「絵」は水墨画が主になっていますが、切絵や版画などの作品も、多数存在している種類となっています。

書と絵

別名「書画」とも呼ばれており、上記で説明した「書」と「絵」を組み合わせたものとなっています。書と絵を合わせたものは水墨画の世界でいう「詩画軸」のように、縦に長い掛け軸の上部分に書を、下部分に絵を描いたものが主流です。書は絵に合わせた漢詩や和歌、俳句などが駆使されている場合が多く、書と絵で1つの作品を表しています。

例えば、誰かが書いた絵に対して「賛」と呼ばれる、その絵を褒め立てる文章が記されていたりする場合があります。ちなみに、紹介した3種類はさらに細かくジャンル分けすることができるので、気になる方はぜひ一度調べてみるのもよいかもしれません。

掛軸買取を高く売る方法と注意点

最後は、掛軸を高く売るための方法とその注意点についてです。以下でポイントをまとめたので紹介していきます。

複数で査定する

掛軸を売る際は、比較ができるように、複数の業者で査定をしてもらうのをおすすめします。1つの業者だけで査定を依頼して、そこで掛軸を売ってしまうと、掛軸の買取金額の比較ができず、相場も知ることができません。なので、買取に出す際は、必ず複数の業者に査定を依頼しましょう。

掛軸の保存状態に気をつける

掛軸は、中古需要が高いということもあり、保存状態がよいほど高い値段で売ることができます。なので、保存状態には十分注意しておかなければなりません。とくに湿度や紫外線などは、掛軸の劣化につながるので、気を付けて保存しておきましょう。

付属品も必ず取っておく

掛軸本体だけでなく、掛軸が入っていた箱などがある場合は、必ず取っておきましょう。また、掛軸は鑑定書などが付いている場合もあります。鑑定書は、その掛軸が本物であるかどうかの証明にもなります。鑑定書が付属されていると買取金額が上がるきっかけにもなるので、査定する際には、掛軸と一緒に付属品も出せるように用意しておきましょう。

まとめ

今回は、掛軸の歴史や種類、高く売る際のコツなどを紹介していきました。いかがだったでしょうか。掛軸は、私たちとって、親しみ深い絵画であると同時に素晴らしい芸術性を兼ね備えている骨董品でもあります。ですが、そんな掛軸も実家の倉庫や、押し入れの奥底に眠っていたりして、必要なくなってしまっている場合もあるかと思います。そんな時に、高く売る方法を知っておけば、掛軸を売りたくなった際にお得なので、ぜひ今回紹介した内容を参考にしていただけたら幸いです。

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