絵画の価値ってどうやって決まるの?

公開日:2023/03/15   最終更新日:2023/06/20


絵画は完成した直後に価値が高まるわけではありません。売り手と買い手が合意できたときに値段が付きます。そのときの売買価格が絵画の価値と思われていますが、絵画の価値は定量的に示せないものです。だからこそ奥が深い絵画の価値について紹介します。興味のある人は今後の参考にしてください。

芸術的に優れていても人気・価値が高いとは限らない

絵画は展示するために購入する場合があります。展示用の作品として優れていなければ、有名作家の作品でも価値が高くならないことがあります。

絵画の価値が決まる瞬間

完成した作品にすぐに価値が付くわけではありません。完成した作品が世に出るための方法として画廊とオークションがあります。絵画を売りたい側と絵画を買い取りたい側の思惑はそれぞれ異なりますが、双方が合意できたときに価格が決定します。一般的に、個人で絵画を購入する人の目的は投資です。自分の好みに合うものがあれば購入します。

企業で絵画を購入する人の目的は投資です。個人ではなく企業のイメージに合う絵画を見つけて購入します。美術館が絵画を購入するのは、集客の増加が見込める場合です。有名作家の作品が展示されている美術館ということが知れ渡ると、集客効果は大きくなります。

流行の影響を受けることがある

ドラマや映画などで作品が取り扱われるようになると、価格が高くなることがあります。流行中は需要が供給量を上回っているため、少々程度が悪くても価格を付けて業者は買い取ろうとしてくれます。売却はタイミングが重要です。

有名人が自宅に飾っている作品

俳優や投資家などの有名人が自宅に飾っている作品を、SNSなどで見られるようになっています。同じような作品が欲しいと買い求めるファンが多くなればなるほど作品の在庫が少なくなるので、高値で売却できるでしょう。

市場に出回っていない作品は価値が付きにくい

有名作家の作品であっても、市場に出回っていなければ価値が付きにくくなっています。有名作家の作品のなかでも代表作といわれているようなものであれば価値は高くなりますが、市場に出回っていない作品を購入する人は少ないでしょう。これは個人や企業だけではなく、美術館でも同様です。

展示向きではない作品は価値が付きにくい

同じ作家の作品でも展示向きのものとそうではないものがあります。絵画は展示する目的で購入されるので、そうではない絵画は購入されにくくなります。その結果、需要と供給のバランスが崩れるため価値が付きにくくなるのです。

絵画の価値は定量的に示しにくい

100億円で売却された絵画に100億円の価値があると思う人がほとんどですが、そのときに売買された価格を表すだけで100億円の価値が実際にあるとは限りません。2,000円で売却された絵画も同様です。2,000円以上の価値があるかもしれません。

これらのことから、絵画の価値は定量的に示すことが難しく、そのときに売買された価格があたかも作品の価値のようになっているということが分かります。

絵画の価値を決める要素

ほとんどの人が金銭的価値を見出して絵画を購入しているでしょう。本当に絵画が好きな人は、社会的承認価値に重きを置いている場合があります。

芸術的価値

古くから人類は絵を描いてきました。作品を現代でも大切に保管していることは、人類に対する貢献に値します。歴史的にも価値が高くなります。

金銭的価値

個人や企業は投資目的で作品を購入する人がほとんどでしょう。将来売却することでさらなる価値を手に入れられるように、購入する作品を見極めましょう。

社会的承認価値

自宅や職場などに絵画を飾ることで、好きなときに好きなだけ作品を眺められます。絵画を所有していなければ、美術館などに足を運んで決められた時間に鑑賞しなければいけません。そのような制約を受けることなく、絵画を鑑賞できる特権を手に入れることを社会的承認価値といいます。また、絵画を購入することで名声を手に入れられます。

付属品である額縁や箱にも価値があるケースも

絵画をそのままの状態で購入することはありません。額縁やケースも大切に保管してください。

良い状態で保管することがポイント

湿気や直射日光に気を付けて、綺麗な状態で保管すると価値が高まります。この際、カビや汚れはできる限り取り除きましょう。また、額縁には作品が描かれた年代や作家のサインが書かれていることがあります。

修復すると価値が低下する場合がある

作品の色落ちが気になったので絵具を使用して修復すると、作品の価値が低下する場合があります。どうしても気になる場合は専門家に依頼しましょう。ただし、そのままのほうが価値は高い場合もあるので慎重に検討してください。
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まとめ

絵画を購入したいと思った人は、積極的に画廊やオークションに参加してみましょう。作品をじっくり眺めながら本当に気に入った作品を購入できます。美術館にある作品は、集客効果を見越して展示されているので、有名作家の代表作が中心になっています。そのような作品も素敵ですが、有名になっていない作品や自分の感性に訴えかける作品を求めている人は、参加を申し込みましょう。初めての人は参加するときのマナーを事前に確認してください。

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