作者不明・無名の絵画でも高値がつく可能性がある!?
自宅や職場などで絵画や工芸品などが眠っている人に、今回の記事はおすすめです。そのまま放置して、行政に不用品回収を依頼する前に業者に買取の相談をしてみましょう。無名作家の場合は買取不可になることもありますが、査定は無料で受けることができます。実は貴重な作品である可能性もあります。
作者不明・無名作家の作品でも買取される可能性がある
絵画と比較すると、工芸品のほうが買取してもらいやすくなっています。また、本画、肉筆画、原画は価値が高くなりやすいです。
価格を設定してもらえるものもある
作者不明の昨品や無名作家の昨品でも、価格を設定してもらえる可能性があります。また、素人では的確に価値を判断するのは難しいので、自宅で眠っている作品があればそのまま放置しないようにしましょう。行政に不用品回収を依頼する前に作品を上手に売却しましょう。
工芸品は買取してもらいやすい
美術品と一言で表現しても、さまざまな種類があります。そのなかでも工芸品は買取してもらいやすいといわれています。
その理由は、絵画と工芸品では査定するときの判断材料が異なるからです。絵画の場合はネームバリューが大切になっています。作品の内容もさることながら、誰が描いた作品なのかを見ています。
そのため、有名な作家であれば高値が付く可能性が高まりますが、無名の作家では作品の内容が素晴らしくても高値が付きにくくなっています。工芸品の場合は作品の価値に重点を置いて査定するので、誰が作った作品なのかよりも作品の出来栄えで査定されます。つまり、無名の人でも価格を設定してもらいやすいのです。
本画・肉筆画・原画がおすすめ
絵師本人が手がけた作品は無名作家でも価値が高くなります。本画は、完成した作品を指します。肉筆画は、浮世絵などを指します。原画は、複製された画ではありません。
額縁に入れているだけで価値が高まる
額縁も一緒に査定してもらえます。絵画だけ売却しても構いませんし、額縁に入れて査定を依頼することもできるので好きなほうを選択しましょう。ただし、額縁に入れているほうが評価は高まります。
その理由は、絵画の保存状態が良いからです。カビや汚れが付着しにくくなっているので、綺麗な状態で売却できます。また、額縁は決して安価なものではないので、作品とともに査定してもらえます。
買い取ってもらえるかどうか事前に業者に問い合わせる
必ず作品を買い取ってもらえるわけではありません。業者により違いがあります。買取を強化している作家の作品であれば買い取ってもらえる可能性は高くなりますが、そのときの流行や需要などの影響を受けるからです。事前に業者に買い取ってもらえるかどうか確認すると良いでしょう。
作者不明・無名作家の作品の買取相場は?
買取不可または数百円程度の利益しかない場合もありますが、無名作家でも価値が高いものがあります。
買取不可または数百円程度になることが多い
一般的に無名作家の場合は買取不可の可能性があります。特に需要が少ない作品はそのようになるでしょう。売却できた場合でも数百円程度が相場となっています。ただし、業者により違いがあることや、絵画よりも工芸品のほうが買取してもらいやすいことなどを踏まえると、相場を公表することは難しくなります。
美術品買取の面白いところ
数百円程度の利益しか出ないのであれば、不用品として処分しようと考える人もいるでしょう。しかし、美術品買取の面白いところは、価格が設定されないと思っていたものに高値が付くところです。専門家が価値を判断できるので、まずは相談してみましょう。
飾る場所がない・眠ったままの美術品は査定依頼へ!
自宅や職場で、飾ることがない絵画やクローゼットなどで眠ったままの工芸品があれば、業者に査定を依頼しましょう。出張に対応している業者もあります。
出張に対応している業者もある
絵画や工芸品の査定を依頼するために、自宅から作品を持ち出そうと思っても重たいものや持ちにくいものもあります。そのときに作品を汚してしまうことや壊してしまうことは避けたいものです。
そこで、多くの業者は出張に対応しています。査定を依頼する人が指定する場所まで来てくれるので、自分で絵画や工芸品を持ち出す必要がありません。査定額に納得できたときに買取を依頼すれば良いので、気軽にサービスを利用できます。
この際、できる限り作品の埃や汚れは取り除いておきましょう。ウエスで額縁の周りを拭くだけでも埃が取れます。業者がメンテナンスする手間が省けると価格アップも期待できます。気持ち良く査定を受けましょう。
まとめ
美術品は、専門家に査定を依頼しましょう。この際、あらかじめ電話やメールなどで作品の概要を伝えておくと、当日スムーズに査定を受けられます。また、SNSを利用した査定も最近では流行しています。概ねの査定額が分かるので、その金額を参考にして売却するかどうか判断します。業者により対応に違いがあるので、時間的に余裕がある人は、複数の業者から見積もりを依頼してください。